【初心者必見】Avalanche アバランチ(AVAX)を『お得に』メタマスクへ送る方法「国内取引所から解説」

今回の記事ではAvalanche アバランチ(AVAX)をメタマスクに「お得に」送金する方法を解説していきます。

Avalanche（AVAX）とは
AVAXをメタマスクに送る方法
まとめ

Avalanche（AVAX）とは

始めに、Avalanche（アバランチ）について簡単に解説します。

Avalanche（アバランチ）とは、2020年9月に出来たブロックチェーンであり、比較的新しいブロックチェーンにあたります。

ごく簡単に説明すると「イーサリアム（Ethereum）に匹敵する（あるいは超越する）ブロックチェーン」です。

AVAX

Avalancheと聞くとAVAXという印象が多いかもしれません。AVAXはAvalancheのネイティブトークンです。分かりやすく表すと、Avalancheというプラットフォーム上で発行される通貨のようなものです。（イーサリアムにおけるETHと同様のイメージで問題ありせん。）

Avalancheを利用する人が多くなるほどAVAXの価格は上昇していきます。
※AVAXは国内取引所ではほとんど扱われていないため、海外取引所（Binance等）で購入する必要性があります。

（海外取引所での仮想通貨購入法はこちら→【初心者向け・スマホで】GMOコインからBinanceへのビットコイン送金方法「画像で解説」）
（AVAXをお得に買う方法はこちら→【少額購入から】手数料が最も安いビットコインの購入方法「GMOコインとbinanceを組み合わせるのがオススメ！」）

Avalancheの性能

Avalancheはブロックチェーンとして高い性能を有しています。

①処理速度が速い

ブロックチェーンはその特性上、処理速度が遅くなりがちです。（遅いほど、実用性は低くなってしまう）具体的にトランザクションの処理速度はビットコインで7件/秒、イーサリアムで14件/秒であります。

これに対して、Avaranche（アバランチ）のトランザクション処理速度は4500件/秒であり、ビットコインの640倍、イーサリアムの320倍に当たります。

今後、世界中の人々がブロックチェーンを利用するためにはAvalancheくらいの処理速度は必須になってきます。

②分散性が高い

ブロックチェーンにおいて重要な要素が分散性であります。Avalancheは非中央集権的なブロックチェーンシステムであるため、分散性は非常に高いです。

Binanceチェーン等の中央集権的なブロックチェーンは、処理速度が速いというメリットはありますが、これまでの国家や銀行あるいは会社のように権力が集中してしまうという危険性があります。これはブロックチェーンが本来目指していた姿とはかけ離れています。

これに対して、Avalancheは分散性が高くかつ処理速度も速いため、ブロックチェーンの理想ともいえる性能を有しています。

③イーサリアムとの互換性がある

上述しているように、Avalancheはイーサリアムよりも優れたブロックチェーンであります。一方で、現時点で最も利用されているブロックチェーンはイーサリアムであるため、イーサリアムとの互換性を有していることは直近では重要であります。

このイーサリアムとの互換性により、イーサリアム上でのアプリケーション（Dapps）とAvalanche上でのアプリケーションを直接接続することが出来ます。

もし、イーサリム互換性が無かった場合、ほかのチェーンを介して接続をしなければならないという二度手間がかかってしまいます。

何が得意？

Avalanche（アバランチ）は高い分散性と処理速度を活かして

・Defi
・ブロックチェーンゲーム

が盛んに開発されています。最近ではAvalanche上に独自チェーンを容易に開発できるようになり、ますます開発が進んでいる印象です。

AVAXをメタマスクに送る方法

ここからは本題である「AVAXをメタマスクに送金する方法」を詳しく解説していきます！

流れとしては
①国内取引所で仮想通貨（何でもよい）を用意する。
②海外取引所に仮想通貨を送金する。
③海外取引所にて仮想通貨を受け取り、それを売却してAVAXを購入する。
④メタマスクにAVAXを送金する。

最初はややこしいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単なので解説を読んでゆっくり試してみてください！

①国内取引所で仮想通貨を用意する

ほとんどの国内取引所ではAVAXを購入できない場合が多いです。そのため、今回は海外取引所でAVAXを購入する前提で解説します。

まずは国内取引所にて仮想通貨を用意します。

①-1 オススメはGMOコイン

手数料を少しでも安くしたい方はGMOコインをオススメします。
（※手数料についてはこちらで解説→【仮想通貨】コインチェックは使うな！？国内取引所はここを使え！）

購入する仮想通貨はなんでもよいのですが、なるべく手数料を安く済ませる方法を解説します。

ここで、手数料としては（1）購入する際の手数料（スプレッド含む）、（2）送金手数料が挙げられます。

私がGMOコインをオススメしている理由は二点あります。
（1）購入する際の手数料が安いこと
　※多くの取引所では5-10%取られますが、GMOコインでは最低0.5%程度に抑えることが出来ます。
（2）送金手数料が無料であること
　※多くの取引所では円換算で1000-2000円程度とられてしまう場合もあります。（通貨の種類による）

これらの理由により、最終的にAVAXを少しでも安く購入することが出来ます。
（本方法を使えばAVAX以外の通貨においてもお得に購入できます。詳しくはこちら→【少額購入から】手数料が最も安いビットコインの購入方法「GMOコインとbinanceを組み合わせるのがオススメ！」）

①-2 DAIを購入して送金するのがオススメ

購入する仮想通貨の種類はなんでも良いと述べましたが、おすすめはDAI（ダイ）です。

DAIを用いる理由としては
（I）スプレッド（手数料）が低いこと
（II）ステーブルコインであるため送金の間や送金後に価値が変動することがないこと（ドル基準で）
が挙げられます。

（I）に関しては、DAIのスプレッドを含む手数料は約0.5%でありビットコインやイーサリアムといった多くの仮想通貨と比較して破格の手数料となっています。
（II）に関しては、DAIは世界でも多くの方が使用しているステーブルコインであり信頼性は高いです。そのため、送金をする時間で価格が変動する心配はありません。一方で、イーサリアムなどの仮想通貨をBinanceに送金した場合短時間で価格が変動する可能性があるため、損失に繋がる恐れがあります。（利益になる可能性もありますが、、、笑）

（※DAIの購入方法についてはこちらを参考にしてください→【超初心者向け・画像解説】GMOコインでビットコイン購入）

② 海外取引所に仮想通貨（DAI）を送金する。

国内取引所にて仮想通貨が用意できたら、次に海外取引所に仮想通貨を送金します。

仮想通貨の送金操作で気を付けてほしいのは、宛先（ウォレットアドレス）を一文字でも間違えてはいけないという事です。一文字でも間違えると仮想通貨を受け取ることが出来ず、紛失してしまいます。

②-1オススメはBinance

海外取引所も国内取引所と同様に様々な取引所が存在します。国内取引所とは異なり、手数料は安い（0.1%程度）であるところが多いので手数料の心配はしなくても問題ないです。

海外取引所を選ぶうえで重要なのは、セキュリティが高いか否かです。日本の様に法律や規制が定まっていない国も多いため、そのような国に存在する取引所を使うのはリスクがあるかもしれません。

選ぶ基準としてはユーザー数の多さが一番わかりやすいかと思います。ユーザー数が多いという事は、信頼が築かれており、取引所のミスがほとんど発生しないことの裏付けでもあります。

個人的にはBinanceをお勧めします。ユーザー数、規模共に世界トップクラスを誇っており日本人ユーザーが多いのも特徴的です。

②-2 Binanceへ仮想通貨を送金

Binanceへ仮想通貨を送金するためにはまずBinanceでの受け取り用アドレス（ウォレットアドレス）を確認する必要があります。

注意して頂きたいのはGMOコインからBinanceへの送金はEthereumチェーンを使用するため、受取アドレスとしてDAIのEthereumチェーンを選択しなければなりません。

まず、Binanceメインページにてウォレットをタップします。上部で両替を選択し、中央部にある「入金」をタップします。
次の画面で「銘柄を検索」でDAIと入力します。

「DAI」をタップします。
次にどのチェーンでDAIを入金するかを選択します。ここが重要です。
先程述べたように、GMOコインからの送金はEthereumチェーンを用いるため「Ethereum(ERC20)」を選択します。
次の画面で入金アドレスが英数字で表示されるので、隣のコピーボタンをタップすることでコピーは完了です。（英数字を覚えて直接打ち込んでも問題ないですが、間違えると仮想通貨を失うこととなります。）

②-3 GMOコインで宛先アドレスを登録し、送金を行う

先程GMOコインにて購入したDAIをBinanceへ送付します。

まず、GMOコインアプリのメイン画面にて「預入/送付」をタップします。
次の画面で下部にスクロールし「DAI」を選択します。
暗号資産預入・送付の画面に遷移するので、「新しい宛先を追加する」をタップしてください。
その後、画面の指示に従い宛先の登録を行います。この時、先程コピーしたDAIアドレスで登録を行ってください。
（※宛先登録を詳しく知りたい方はこちら→【初心者向け・スマホで】GMOコインからBinanceへのビットコイン送金方法「画像で解説」）

宛先の登録後、DAIを送金しましょう。この時、最小送金額は1000DAIと表示されますが、「全額を送金する場合」は例外であるため、少額の送金の方でも利用することが出来ます。

（宛先の登録方法についてさらに詳しく知りたい方はこちら→【初心者向け・スマホで】GMOコインからBinanceへのビットコイン送金方法「画像で解説」）

③BinanceでAVAXを購入する

BinanceにDAIが着金したら、Binanceの現物取引でAVAXを購入します。

③-1 DAIをUSDT or BUSDに変換する

AVAXはDAIで取引を行うことができないため、一度DAIを売却しUSDT or BUSD（いずれもステーブルコイン）を購入します。

今回はUSDTで解説を行いますがいずれのステーブルコインでも問題はありません。

まずBinanceメイン画面にて下部の「マーケット」をタップします。
次の画面で両替を選択し上部の「コイン/ペア/デリバティブを検索」をタップします。
検索欄に「usdtdai」と入力すると、USDT/DAIが出てきます。ここでUSDTとDAIの取引を行うことができます。「USDT/DAI」をタップすると取引画面に遷移します。

次に画面下部の「買い」をタップします。画面が変わった後に「買い」が選択されていることを確認し、次に「市場」が選択されていることを確認します。これは現在価格で購入することを意味しています。（指値でも購入はできますが、初心者の方にはお勧めしません）
次に購入したい金額を「DAI」の欄に入力します。DAIはドルステーブルコインなので。何ドル購入したいかを入力しましょう。USDTは最終的にAVAX購入に使用するので、AVAXを何ドル買いたいかで変換する量を決めるのが良いと思います。
最後に「USDT購入」をタップすれば購入が完了します。

③-2 AVAXを購入する

USDT or BUSDを用意することが出来たら、AVAXの購入をします。

USDTを購入した際と同様に、マーケットをタップしコインペアの欄に[avaxusdt」を入力します「AVAX/USDT」をタップすると取引画面に遷移します。
画面下部の「買い」をタップし画面が遷移します。
次の画面で。「買い」と「市場」が選択されていることを確認します。AVAXを購入したい金額分のUSDTを入力し、「AVAX購入」をタップします。これでAVAXの購入は完了です。

※Binanceではクレジットカードを利用することで仮想通貨を直接購入することが出来ますが、手数料が数%とられてしまうため、あまりオススメできません。私が考える手数料の最も安い方法がGMOでDAIを購入しBinanceへ送金するやり方です。

④メタマスクへAVAXを送金する

ここまでくればあと少しです！ここからはメタマスクにAVAXを送金する方法を解説します。

④-1 メタマスクをインストールする

メタマスクを利用するためにはまずは、インストールする必要があります。

まずはメタマスクの公式サイト（https://metamask.io/）にてメタマスクをインストールします。
※ここで注意していただきたいのは、Google chromeでのみメタマスクは起動します。

「Dawnload for （クロームマーク）」をクリックするとダウンロードが開始されます。
※必ず公式サイトからインストールしてください。偽物はお金が盗まれる可能性があります。

次に、chromeウェブストアにてメタマスクを追加します。

そうすると、追加しますか？の画面に遷移するので「拡張機能を追加」をクリックします。これにてダウンロードは完了です。

④-2 メタマスクの設定を行う

次にメタマスクの設定を行います。

メタマスクを開くと、初期画面が表示されるので「開始」をクリックします。

次に、「ウォレットの作成」をクリックします。次の画面で規約に同意し、パスワードの設定を行います。

パスワードが設定出来たら、シードフレーズの確認を行います。
※シードフレーズは他人に教えてはいけないものです。

シードフレーズはノート等にメモを取って家の金庫等に大切に保管しましょう。

シードフレーズの確認が済んだら、「すべて完了」をクリックして設定は終了です。

④-3 メタマスクにAVAXを送れる状態にする

次に、メタマスクにAVAXを送れる状態にします。メタマスクの初期設定が完了した段階ですと、イーサリアムメインネットしか使用できない状態にあると思います。

AVAXはAvalanche C-chainというブロックチェーンを使用するため、こちらを追加していきます。

まず、メタマスクの画面にある「イーサリアムメインネット」をクリックします。その後「ネットワークの追加」をクリックします。

そうすると新しいタブが開くので、順に記入欄を埋めていきます。

以下コピペで使用してください。
ネットワーク名：Avalanche C-Chain
新規RPC URL：https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
チェーンID：0xa86a
通貨記号：AVAX
ブロックエクスプローラーのURL：https://cchain.explorer.avax.network

入力が済んだら、「保存」をクリックします。

完了すると、以下の様な画面を開くことが出来ます。これにて準備は完了です。

④-4 Binanceでメタマスクのウォレットアドレスを登録する

次にメタマスクに送金を行うためにBinanceでメタマスクのウォレットアドレスを登録します。

まず、メタマスクのウォレットアドレスをコピーしておきます。先ほどのメタマスク上の上部に位置する英数字がウォレットアドレスであり、右側のコピーマークをクリックするとクリップボードにコピーされます。

次に、Binanceアプリを開きます。ウォレットにてBNBを選択し。「出金」をタップします。
次の画面で「仮想通貨ネットワーク経由で送信」をタップします。
送金の設定画面に遷移するので、上部のアドレス「長押しでペースト」をタップ（長押しはしない）するとアドレスの選択画面が現れます。
初めての場合、アドレスは選択肢に存在しないので「新しいアドレス」をタップします。

アドレス登録画面にて、「アドレス」の欄には先程メタマスクでコピーしたウォレットアドレスをペーストします。
ネットワークはAVAX C-chainを選択してください。他のネットワークを選択するとAVAXを紛失します。
アドレスの由来はウォレットの「Metamask」を選択してください。
ウォレットアドレスは任意の文字を入力してください。「メタマスク Avax C-chain」等を入力すると後で分かりやすいかもしれません。
ホワイトリストへの追加は任意ですが、やった方がセキュリティが高まります。（詳しい設定は割愛）
すべて入力したら、保存するをタップして登録が完了します。

先程の送金画面にて、登録したアドレスを選択し、ネットワークは「AVAX C-chain」を選択します。送金する金額を入力し、「出金」をタップすると次の画面に遷移します。
次の画面で確認を行い、「確認」をタップします。最後にセキュリティ認証を行い「提出」をタップすると、出金が完了します。